現在のイギリス国王チャールズ3世の元奥様であるダイアナ妃は、1997年に36歳の若さで亡くなっていますが、そんなダイアナ妃の生い立ちやご両親、ご兄弟についてご存知でしょうか。
ご両親はダイアナ妃と同じく離婚していて、ご兄弟は父親に育てられたようです。
また20歳で王太子妃となったダイアナ妃ですが、チャールズ王太子(皇太子)との出会いはどのようなきっかけがあったのでしょうか。
今回はダイアナ妃の生い立ちやご家族、またどんな方だったのかについて紹介します。
ダイアナ妃の生い立ちや両親兄弟
1961年7月1日にグレートブリテンの貴族であるスペンサー伯爵家の令嬢として生まれたダイアナ・フランシス・スペンサーさん(ダイアナ妃)は、幼少期からとても美しく、バレリーナに憧れる少女だったそう。
しかし子供の頃から背が高く、その夢を諦めたというエピソードがあります。
そんなダイアナさんのご両親は(父親:エドワード・ジョン・スペンサー、母親:フランセス・シャンド・キッド)は1967年頃から別居状態になり1969年に離婚。
離婚理由は浮気や家庭内暴力だと言われていますが、親権争いの末、父親が子供たちを引き取ることとなりました。
ダイアナさんには4人の兄弟がいて、三女で3番目の子供でとして育ち、9歳の時から寄宿学校へと進学します。(本当は5人兄弟ですが、3番目の子供であったダイアナさんの兄は生後間も無く死去しています)
ダイアナは3番目の女の子ということもあり(長女はセーラ・マッコーコデール、次女はシンシア・ジェーン・フェローズ、長男がチャールズ・スペンサー)、あまり愛情を受けて育てられなかったそう。
1973年(12歳)の時に王族など世界的に有名な家系の子女達が通っていたお嬢様学校・ウェスト・ヒース寄宿学校に入学しますが、在学中に父親は再婚。
継母のレインさんと兄弟たちの関係はよくなかったものの、実の母親フランセスとは良い関係が続いていたそうです。
同じ頃(16歳の時)に姉の交際相手だったチャールズ王太子(当時)と初めて出会うのですが、ダイアナさんと交際するようになるのはそれから3年後のことでした。
ダイアナ妃とチャールズ皇太子との出会いと結婚するまでは?
ロンドンで1人暮らしを始め、1979年王室のサンドリンガム邸のパーティーでチャールズ皇太子と再会したダイアナ妃。
ダイアナ妃にとってチャールズ皇太子は姉の元交際相手という繋がりですが、チャールズ皇太子から見て久しぶりに再会したダイアナ妃はとても眩しく写り、交際相手として相応しいと感じたそう。
また、この時チャールズ皇太子は1年前に大伯父のマウントバッテン卿の他界を悲しんでいた時期でもあり、その悲しみに寄り添ったのがダイアナ妃であり、優しさに心を奪われたというエピソードもあります。
その後交際から僅か数ヶ月でチャールズ皇太子はダイアナさんにプロポーズ。
結婚が決まるまでに会ったのは13回ぐらいというスピード結婚でしたが、お互いに愛し合っていたのは事実であり、1981年にダイアナ妃は正式に王太子妃となります。
1982年にウィリアム王子、1984年にヘンリー王子も誕生し幸せな結婚生活だったはずですが、次第に愛情が薄れていき1996年に離婚という形で夫婦としての関係は終わりました。
ダイアナ妃の性格やどんな人だった?
ダイアナ妃はイギリスの王室の歴史の中でも、有名な人物の一人と言って過言ではありませんが、ダイアナ妃は愛情深い母親であり、人道主義者、そしてファッションスタイルのアイコンとしても注目されていました。
とても明るく華やかな女性だったと言われていますが、芯が強い女性だったそうです。
結果的に王室のルールを破ってしまうことも多かったようですが、ルールに捉われず自分のやりたい事を実践していた方ではないでしょうか。
例えば乳母に頼らない子育てや公務よりも母親業を優先したりと、それまでの王室には通用しなかったことでも子供達に愛情を注ぎ育てたいという思いから貫いていたようです。
ダイアナ妃も貴族出身でありながら、なるべく子供達には普通の生活をさせたいと望んだということは、ご自身が普通の感覚を持ち合わせていたということなのでしょうね。
チャールズ皇太子と離婚した後はパパラッチに追われたりと自由ではなかったと思いますが、そんな中でも人生を謳歌し、
また思いやりに溢れた方だったそうです。
参加された数々のチャリティ活動から見ても、ダイアナ妃は人の痛みや優しさが分かる人格者だったことが分かりますね。
ダイアナ妃の生い立ちや両親兄弟は?チャールズ皇太子との出会いもまとめ
今回はダイアナ妃の生い立ちや両親、ご兄弟についてとチャールズ皇太子との出会いについて紹介しました。
ダイアナ妃は36歳という若さでこの世を去ってしまいましたが、今でもダイアナ妃の功績は残り、語り継がれる存在であることは間違いありません。
ダイアナ妃について数々の映画が制作されていますが、不思議な魅力を持った本当に素敵な女性ですよね。